糖尿病
糖尿病という病気は人間と同じように犬にもあり、水を飲む量や尿をする回数の増加、食欲が増えてたくさん食べるにも関わらず痩せてくるといった特徴があります。
主な症状としては、白内障や膀胱炎、嘔吐や呼吸困難などが見られ、ひどいときには昏睡状態に陥る危険性もある怖い病気です。
一般的に、糖尿病の原因として最も多いのが肥満によるもので、過度の食事や運動不足が日常的になっている犬に発症する場合がほとんどです。
このほかにも、様々な要因が重なって糖尿病を引き起こすことがあり、犬種別に見るとトイ・プードルやゴールデン・レトリーバーなどに多く、中年齢を越えてから発症するといったケースが目立ちます。
糖尿病にかかると、体内で分泌されるはずのインスリンが少なくなったり、効果が弱まったりするため、インスリン注射を行って本来の効果を発揮するように治療する必要があります。
犬の場合はこのインスリン注射を一生続けていかなければならず、これ以外にも食事の回数や量、栄養バランスを考えて与えるようにし、適度な運動を欠かさず行わなければいけなくなります。
糖尿病を予防するためにも、普段から適切な食事や適度な運動を心がけ、犬が肥満体にならないように気をつける必要があります。
もしも、糖尿病と疑われる症状が見られた場合はすぐに動物病院に連れていき、獣医師に診断してもらうようにしましょう。