予防接種
犬の健康状態を維持するためには、病気を予防することが大切です。
そこで有効なのが予防接種で、別名ワクチン接種とも呼ばれる予防薬のことをいいます。これは犬の体内に弱い病原体を注入し、あらかじめ抗体を作っておくことで免疫ができ、以後は感染症にかかりにくくするというものです。
現在は、一度に複数のワクチンを注入する混合ワクチンを接種することが一般的となっており、2種・3種・5種・7種といった種類があります。
この種類が多ければ多いほど、予防できる病気が多くなるのはたしかですが、それに伴い、犬の負担も大きくなってしまいます。
いくら弱いといえど、病原体は病原体ですので、接種後は激しい運動やシャワーを控え、しばらく安静にしておきましょう。
予防接種後の効果の持続時間は、病気の種類や犬種によってそれぞれ異なりますが、だいたい1年で効果が切れるとされています。
そのため、犬のそのときの健康状態などを考慮した上で、1年に1回や2〜3年に1回程度の定期的な予防接種をおすすめします。