タマネギ中毒
人間にはなにも問題なくても、犬がタマネギや長ネギを食べると中毒症状を起こすことがあります。
これは、ネギ属に含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分が、犬の血液中の赤血球を破壊することが原因で起こる溶血性貧血で、一般的にタマネギ中毒といわれています。
症状としては、貧血・嘔吐・下痢・血尿などが見られますが、発症していても症状が出ないなど、それぞれの犬によって異なり、最悪の場合、死に至ることもあります。
もちろん、少量の摂取であれば問題ありませんが、一般的に体重1kgあたり20g程度を超えると危険とされています。
ですが、この基準はあくまでも目安であり、実際には犬種や個体差によって変わってきますので、与えないに越したことはありません。
普段、人間と同じ食べ物を犬にも与えているという方は、特に注意が必要です。
もしタマネギなどを与えたあとに、犬の体調がよくない場合はすぐに動物病院へ連れていき、獣医師の適切な処置を受けるようにしましょう。